①悪心、嘔吐
主に制吐剤などで対応されますが、1〜2週間で耐性がつくと言われています。メカニズムとしては、いずれも脳の第4脳室、CTZから延髄、嘔吐中枢に作用して遠心性神経を経て嘔吐に至ります。
②便秘
高頻度に起こり、耐性も形成されないため、ケアが大事
・中枢神経に作用し腸管の交感神経が緊張する
・腸管神経叢のアセチルコリン遊離を抑制する
・腸管壁からセロトニンを遊離させ、腸管平滑筋の緊張を持続上昇させる
結果、蠕動運動が低下し、排泄物排出時間も延長する。
③傾眠
オピオイドの過量のサインとして見られる。そのまま増量すると、呼吸抑制などにつながりかねない。