血糖降下薬
休みの日や時間が空いた時、勉強しようと思えるのは、それだけ仕事に余裕が出てきたからかな?いや、将来のことを真剣に考え始めたからなのかな?その分捨てるものもあるんだろうけど…何かに繋がると思われ。
仕事に求めるのは、プライベートがある適度さと、給料、やりがい。給料だけはちょっと理想に近づいたかな?
①インスリン分泌促進薬
②糖吸収、排泄調節薬
③インスリン抵抗性改善薬
そもそも、インスリンは膵臓の内分泌器官であるランゲルハンス島(膵島)から分泌される。
α細胞→グルカゴン…血糖↑
β細胞→インスリン…血糖↓、糖貯蔵
δ細胞→ソマトスタチン…αβを抑える
マグネットウォーリアーかな?デルタだけちがうけど笑
2型DMはインスリン分泌↓とインスリン抵抗性↑で血糖値がおかしくなる病態。
さて本題
①スルホニル尿素(SU)薬→グリメピリドなど
最も使われる薬で、6〜24時間作用。
グリグリする!で覚える。
β細胞に持続的に働いてインスリン分泌を促す。
詳しくは、ATPとは無関係にカリウムチャンネルを閉じることで、カルシウムが細胞内に流入して、インスリンがよく出る。
インスリンがそもそも出ない人には無意味。分泌能が保たれている人に適応だね。インスリン抵抗性改善作用もあるとか…血糖降下作用が強いから、低血糖に注意!
★副作用、低血糖により食べ過ぎて過食
副作用じゃないが、徐々に効きが悪くなる二二次無効という効果がある。
★飲み忘れ時は食直後なら⭕️
①GLP-1受容体作動薬(皮下注射)
非薬物療法、SU剤でダメだった人に適応。これもインスリン分泌能がある人のみ。インスリン分泌とグルカゴン抑制効果があります。
①DPP-4阻害薬→ジャヌビア、エクア、トラゼンタなど
なんか暗号みたいな薬が多い…
小腸から分泌せれるインクレチンホルモンであるGIPというのがあるらしい。それが数分でDPP-4という酵素によって分解されて活動性を失う。そこでDPP-4の働きを抑えるのがこの薬!インクレチンホルモンを分解されないよう守り、インスリン分泌を促進することができる。
ポイントは食事の影響を受けないこと!また、単剤では低血糖を起こしにくい!
★副作用、急性膵炎、イレウス、便秘
★飲み忘れ時は食後内服⭕️
食事に関係無いお薬だからね。
①速効型インスリン分泌促進薬(グリニド系)→ナテグリニド
覚えやすい!β細胞に短時間作用しインスリン分泌促進。食前内服が鉄則!
★飲み忘れ時食後内服❌
②α-グルコシターゼ阻害薬→ボグリボース、セイブル
二糖類を単糖類に分解する酵素であるα-グルコシターゼ。これを阻害し、血糖上昇をゆっくりにする。これも食前!
★副作用、消化器症状
★飲み忘れ時、食後内服❌
薬が先に腸にあることが鉄則。
②SGLT-2阻害薬
近位尿細管に働き、尿糖の再吸収を防ぐ
結果、血糖↓尿糖↑
体からとりあえず出す。
まあ、腎臓が健康なことが基本。
作用時間が長いから、1日1回(朝)。
★副作用、多尿による脱水、尿路感染
★飲み忘れ時、昼までなら内服⭕️
③チアゾリジン薬
③ビグアナイド(BG)薬→メトグルコ
肝臓での糖新生抑制で血糖↓
さらに、
腸では糖吸収↓末梢組織で糖吸収↑
DM初期に使われます。
★飲み忘れ時食後内服⭕️
その他配合薬あり。